people先輩社員インタビュー
企画開発/所沢エコ・プラント事業部
interviewクマクラの新卒第1 号として入社。
事業の要であるエコ・プラントを引っ張る存在に。
企画開発担当係長青木 亮ryo aoki
2009年 新卒入社
学生時代、工学資源学部で石油や石炭、鉱物などの天然資源について勉強する中で資源のリサイクルに興味を持つように。記念すべきクマクラの新卒採用1期生として入社。高校時代は剣道部に所属し、宮本武蔵の『千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす』という言葉から努力や忍耐強さを学んだ。
「廃棄物は宝の山」― 社長の想いと会社の歴史に心惹かれた。
就活でいくつか環境関連の企業の選考を受ける中、クマクラは面接で社長自らプラントを案内してくださいました。そこで廃棄物の山を指して「ここにあるのは宝の山。みなさんの力でこの廃棄物から宝を生み出してほしい」とおっしゃった言葉が胸に残ったのを覚えています。また、ダイオキシン問題で騒がれた当時、お客さまが離れ近隣からも非難されるような窮地に陥っても、諦めずもう一度立ち直ったクマクラの歴史にもとても心惹かれるものがありました。このような想いのある会社で働きたい。そう思ったのが、入社の決め手です。
自分がやりたいことを実現できる。 だからこそやりがいと責任が芽生えた。
入社後は2ヶ月の営業研修を経て、所沢エコ・プラントへ配属となりました。しかし会社としても新卒採用が初めてということもあり、当時の受け入れ体制は万全とは言えない状況。上司からの指示もほとんどなかったので、自ら仕事を見つけて動くしかありませんでした。少しずつ慣れてくると、日々の業務の中で足りないものや改善点が見えてきます。月別の売上報告書を作ったり、廃棄物の残量をデータ化し統計を取れるようにしたり…「こうするといいんじゃないか」と思ったことはどんどん提案しました。言われたことをただ指示通りにやるのではないからこそ、やりがいと責任が芽生えていったのだと思います。
現在10個の資格・免許を取得。恵まれた環境に感謝しています。
入社してからたくさんの資格や免許を取らせていただいたことも、自分にとっては大きな財産になっています。トラックなどの車両やフォークリフトといった重機の運転免許、公害防止管理者という国家資格など、現在では約10個もの資格を取得しました。受験費用などはすべて会社が負担してくれるので、とても恵まれているなと感じますね。新卒1期目ということもあり、社長もよく気にかけて面倒を見てくれたので、大変なときもその存在に助けられ、頑張れていました。
社長と二人三脚で進めた、
新製品の許認可プロジェクト。
廃棄物を処理した後のリサイクル製品の開発も、重要な仕事のひとつ。石炭に代わる固形燃料として注目されている「RPF」も、廃棄物から生まれたリサイクル製品です。これを作るには、廃プラスチック・ゴム・紙・木くず・繊維くずなど様々な廃材が必要なのですが、それぞれの品目ごとに取り扱うための許認可が必要となります。それを取得するためのプロジェクトに社長と二人三脚で挑み、ついに2016年に認可を得ることができました。2年がかりの長期計画だったので、達成感も大きかったですね。次はこれの製品化と販売に向けて、本格的に動き出す予定です。
もっと、環境にやさしく。もっと、会社の利益に貢献。
「どうすれば、埋め立てに行く廃棄物をゼロにできるか」それは私がずっと考えていることでもあります。多種多様な廃棄物の中には、リサイクルできるものもありますが、埋め立てられて資源化されないものもあります。それを少しでも減らすことができれば、新しい資源として生まれ変わり、環境にやさしい循環型社会に近づいていくと思うのです。もちろんリサイクルできるものが増えれば、会社としての利益にもつながります。そのために新しい設備を導入したり、機械の組み合わせを研究したり…まだまだやるべきことは山積みですが、このプラントを一歩一歩理想的な姿にしていけたらと思います。